【みてコレ！】面-masks-

お面には『人』『動物』『神様』『妖怪』など様々な種類が存在します。
お祭りや伝統芸能の舞台に花を添えたり、古来より様々な場面で使われてきました。

今回のみてコレ！は様々な種類のお面をデザインしております。
一度は見たことのあるお面も改めてデザインを見て意味を知れば、より魅力的に見えるかもしれません。

▲狐面
能楽や神楽、お祭りでも見かけることが多く、色や模様も様々な種類があります。
五穀豊穣や商売繁盛、家内安全のご利益があるありがたい意味が込められています。

全身が白や黒の動物には霊的な力があると考えられており【白狐】は人々に幸福をもたらすとされています。

▲【黒狐】は平和の象徴とされています。

▲うさぎ面
うさぎは古来から縁起の良い動物とされており、お面は福を招く開運のお守りとして親しまれています。
▲女面
能面と聞いてこちらの面を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
代表的な「小面」は若い女性を表したお面で、角度、光の当たり具合で表情を変化させ同じお面でも豊かな表現ができます。
背景は、能の演目「藤」をイメージしています。
▲怨霊面
お面の中に嫉妬、怨念、悲しみ、嘆きを融合し、2本の角に恐ろしい表情が特徴的な般若の面。
背景の牡丹は、能の演目「葵上」で使用される扇子をイメージしています。
▲天狗面
能でも使われますが、魔除けや、招福、商売繁盛の縁起物でもあります。
背景には天狗が持っている団扇”ヤツデの葉”が描かれています。
▲隈取面
歌舞伎で有名な隈取をお面に。
顔の模様は役の性格や身分を示しています。
背景には、歌舞伎に馴染み深い梅の花が描かれています。

「お祭りで見たことがある」
「動画サイトでこのお面を付けている人を知っている」
「伝統芸能の舞台で使われているのは知っているけど意味までは知らなかった！」
お面はどこかで見たことはあるけれど、深い意味を知らなかったという方もいるのではないでしょうか。